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フェアトレード認証紙とは|基本から分かりやすく解説します

フェアトレード認証紙とは|基本から分かりやすく解説します

SDGsが広く知られるようになり、「サステナブル」や「エシカル」という単語をよく聞くようになりましたが、お店やカフェで「フェアトレード」という文字を目にしたことがある方や、なんとなくは理解しているけれど…という方、多いのではないでしょうか。

貧困問題や環境問題に関心がある方、今後何か取り組みたいと考えている方は「フェアトレード」を知っておいて損はないと思います!

 

そもそもフェアトレードって?

フェアトレード(Fair Trade)を直訳するとFair=公平な、Trade=売買・取引、つまり公平な貿易を意味します。

フェアトレードとは、発展途上国との貿易において公正な取引をすることで途上国の人々の生活を助けるしくみで、途上国で作られた原料や製品を適正な価格で継続的に購入することによって、生産者の方々の健康や経済などの生活改善と自立を支援しています。

私たちは途上国で生産された日用品や食料品を安い価格で購入することができますが、その安さの裏側では、生産者に正当な対価が支払われていなかったり、小さな子どもが学校に行かずに働かなければならなかったり、生産に関わる人々の貧困が問題になっています。

他にも、生産の効率を上げるために必要以上の農薬を使うことで環境を破壊するだけでなく、生産者の健康に害を及ぼしたりと、深刻な事態に晒されているケースもあります。

 

フェアトレードの広まり

 

植民地での「プランテーション」など、商品の生産が国や地域を超えて行われるようになってから、途上国の生産者が十分な利益を得ることができないなど、豊かで強い国と貧しく弱い国の格差が問題となりました。

この問題を解決するためにフェアトレードが広まっていきました。安全で品質の良いものを作り続けるためには、生産者の労働環境の改善や児童労働といった社会的な問題を解決し、自然環境の保護などをサポートして、地域の発展と自立を支援することが必要不可欠です。

 

フェアトレードの認証ラベル

フェアトレード認証ラベルには種類があります。

国際フェアトレード認証ラベル

国際フェアトレード認証ラベルは、「社会的」「環境的」「経済的」の項目からなる「国際フェアトレード基準」と照らして、原料生産・輸出入・加工・製造の各工程がフェアトレードだと認められた製品であることを証明するラベルです。

WFTO参加団体認証ラベル

原料の調達から生産までにおけるすべての工程で、WFTO(World Fair Trade Organization-世界フェアトレード機関)が定める社会、環境、ガバナンスに関する10の指針と基準をクリアした団体であることを認証するラベルで、団体の活動すべてがWFTO基準を満たしていることを示すものです。

上記2つのラベル以外にも、企業や団体などが独自の基準でフェアトレードを評価して表示しているものがあります。

 

日本初のフェアトレード認証紙

 

SDGsの17目標すべてにつながる紙でご紹介した「バナナペーパー」のプロデューサー企業One Planet Cafèは、日本で初めて紙の分野でWFTO認証を受けており、バナナペーパーは日本初のフェアトレード認証紙です。

適切な労働環境や安全な職場環境、適正な賃金や児童労働の有無の他に、会社は従業員にフェアトレードへの理解を促進しているか、自然環境に配慮された製造工程か、など様々な基準が守られていることを示しており、バナナペーパーが貧困や環境問題を解決する商品であることを表しています。※対象はバナナの繊維の配合率が20%以上の紙のみです

また、バナナペーパーは2021年に日本初のクライメート・ポジティブの紙となりました。
クライメートポジティブとは、温室効果ガスの吸収量を排出量よりも多くするための取り組みのことで、バナナペーパーはCO2を減らし、130万面以上のサッカー場に匹敵する森、22万5000人の暮らし、そして2万頭以上のゾウを守ることにも貢献しています。※対象はバナナの繊維の配合率が20%以上の紙のみです

 

紙とフェアトレード

 

世界では毎日100万トン以上の紙が使われており、非木材紙、間伐材、森林認証紙といった環境性の高いエシカルペーパーなども増えてきましたが、フェアトレードの紙はまだほとんど見つけることができません。

途上国では多くの人々が直接自然の資源を頼りに生活していることや、森は絶滅危惧種をはじめ多くの動物のすみかでもあることなどを考えると、自然と人々を守るフェアトレードの紙が広がっていくことはとても大切なことです。

バナナペーパーを利用することだけが支援ではありません。日本初のフェアトレード認証紙について、周りの方に伝え、知っていただく機会を作ることもとても大切な支援となります。
途上国の貧困問題と環境問題を解決したいという想いのもと、アフリカのザンビアで生産されたオーガニックバナナの茎の繊維と古紙や森林認証パルプを加えて作られたエシカルな紙を、ぜひ会話の1ネタとしてみてはいかがでしょう。

 

最後に

サンプリントではこれまでにフェアトレード認証紙であるバナナペーパーを活用した名刺やショップカード、会社案内などの製作をご提案してきました。SDGsに取り組むツールとしてだけでなく、どんな活用ができる?などといったご相談から承っておりますのでお気軽にご連絡ください!