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箔押し加工とは?その種類や加工の流れをご紹介します

箔押し加工とは?その種類や加工の流れをご紹介します

箔押し加工は印刷やパッケージング業界で一般的に使用される技術で、紙や他の素材の表面に特殊な装飾を施すために使用されます。箔押しの主な目的は視覚的な興奮と質感を提供し、プロダクトや印刷物に高級感や洗練された雰囲気を与えることです。

箔押し加工のプロセスは以下のように行われます。

 

  1. デザインの準備:箔押しを施すためのデザインは通常、デジタル形式で作成されます。箔押し加工は印刷物の特定の領域、例えばロゴやテキストなどに行われます。
  2. 金型の作成:デザインが完了したら、それを基に金型が作成されます。この金型は通常、金属(例えばブラスや銅)で作られ、デザインの詳細を正確に再現します。
  3. 箔の選択:次に、デザインに適した箔が選ばれます。箔には多種多様な色、質感、輝きがあります。箔は金属のものから、色付き、ホログラフィック、マットなどの種類まであります。
  4. 箔押しのプロセス:箔押し加工の本格的なプロセスは、紙(または他の素材)を金型と箔の間に挟み、高温と圧力を用いて箔を紙に転写することです。このプロセスにより、箔が紙に定着し、デザインが浮き出ます。
  5. 仕上げ:箔押しのプロセスが終わったら、紙は冷却され、余分な箔は取り除かれます。完成した製品は清掃され、検査され、パッケージングや配送のための次のステップに進みます。

 

箔押し加工は、その視覚的な効果とタクタイル(触覚)の質感により、さまざまな印刷物、例えば名刺、招待状、ブックカバー、パンフレット、パッケージングなどに洗練された雰囲気を与えます。

 

また、箔押し加工には、いくつかの加工方法があります。以下に、いくつかの主な箔押し加工の種類を紹介します。

 

  1. フラット箔押し:もっとも一般的な箔押し加工で、フラットな表面に箔を押し付けます。特別な形状やテクスチャを必要とせず、単純なデザインで洗練された見た目を提供します。
  2. 彫刻箔押し:金型により箔に立体感を持たせ、浮き出しの効果を作り出す方法です。印刷物に深みとテクスチャを追加し、視覚的な魅力を増すことができます。
  3. 箔エンボス加工:箔押しとエンボス加工(浮き出し加工)を組み合わせた方法です。箔押しで色を加えた後、特定の領域を浮き出させることで、更なる立体感と深みを追加します
  4. 箔デボス加工:箔押しとデボス加工(凹み加工)を組み合わせた方法です。箔押しで色を加えた後、特定の領域を凹ませることで、ユニークなテクスチャと視覚的な深みを作り出します。
  5. ホログラフィック箔押し:特別な箔を使用し、印刷物にホログラフィックな見た目を作り出す方法です。視点によって色が変わるこの技術は、注目を引くために使用されます。
  6. 多色箔押し:複数の色の箔を同時にまたは異なる領域に適用する方法です。これにより、印刷物は更に視覚的に魅力的になります。

それぞれの箔押し加工方法は、デザインの目的と要件によって選ばれます。
箔押しの有無によって、その印象は大きく変わり製品のブランディングの一環として、大きな役目とさえなり得ます。

サンプリントでは、デザインイメージから最適な加工方法のご提案、最適な印刷用紙の選定までお手伝いをさせていただきます。お気軽にご相談ください。